初めてアメリカ大陸に渡ったヨーロッパ人は?コロンブスではないですよ!
コロンブスは新大陸の発見者として歴史の授業で教わりますが、コロンブスがアメリカ大陸を発見する400年以上も前にアメリカ大陸に渡ったヨーロッパ人がいることはあまり知られていません。
新大陸の発見
新大陸の発見者といわれるコロンブスが、1492年に〈サンタマリア〉号で到達したのはアメリカ大陸の南東部に浮かぶバハマ諸島でした。そこでは、原住民のインディアンたちの虐殺や奴隷化、黄金などの略奪など、暴虐の限りを尽くしました。
その後、アメリゴ・ヴェスプッチの探検により、コロンブスの発見した島の先に新大陸があることが定説となりました。このヴェスプッチの報告を取り入れた地図をドイツの地理学者ヴァルトゼーミュラーが作成し、アメリゴにちなんで新大陸をアメリカと呼んだのが、アメリカの呼称の由来となっています。
初めてアメリカ大陸に到達したヨーロッパ人
北欧の海賊・バイキングの一部は大西洋を渡ってアイスランドに入植し、後にグリーンランドを発見します。西暦1000年、アイスランド生まれのレイフ・エクリソンが南への探検に出発。ヴィンランド(現在のカナダ・ニューファンドランド島北端)を発見し、前線基地を作って帰還しました。現地ではバイキングの遺品である糸車や鍛冶屋の跡が発見されており、初めてアメリカ大陸に到達したヨーロッパ人は、このバイキングというのが定説となっています。
ちなみに、当時のバイキングたちの生き様を描いた漫画作品『ヴィンランド・サガ』がとてもおもしろいのでおすすめです!アニメ化もされています。
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