知っていますか?上屋(うわや)の語源
上屋は、船から荷揚げした貨物や船に積み込み貨物の荷捌きや中継作業のため、これらを一時的に保管するための建物です。通常、岸壁や物揚げ場などの係留施設の近くで、エプロンと呼ばれる荷役のための車両の走行スペースの後方に設置されます。
横浜や函館などの赤レンガ倉庫ももともとは上屋として使われていました。
では、上屋の語源はなんでしょうか?
上屋の語源は英語
上屋の呼称の語源は、倉庫や商品保管庫を意味する英語のWarehouse(ウェアハウス)で、これが転訛したものです。American(アメリカン)がメリケンになったらい、Lemonade(レモネード)がラムネになったのと同じですね。
ちなみに、構造的には倉庫に酷似していますが、荷さばきや一時保管を本来の目的としていて、長期保管を本来の目的とする倉庫とは機能的にも異なり区別されます。法制上も倉庫業法ではなく港湾運送事業法で取り扱われ、関税法上では上屋は必ずしも建物を意味しません。