海の事故は海上保安庁へ!ちなみに番号わかりますか?
海上保安庁の公式ツイッターで、春一番などの強風による海難事故防止を呼びかける運動が投稿されていました。
船名乗りじゃなくても、海難や海の事故を見かける可能性はありますが、いざという時、何番にかければいいか分かりますか?110番じゃないですよ!
2月3日(水)から3月20日(土)の間、#串木野海上保安部 は 「#春一番 海難防止強調運動」を実施します。
— 海上保安庁 (@JCG_koho) 2021年2月3日
春一番などの南風(はえんかぜ)による船舶事故に気を付けてください。#海上保安庁 #海難防止 pic.twitter.com/MNYGfIVRSj
海上保安部の直通番号は118番
海難や海の事故を海上保安部に伝えるための直通番号は118番です。海における110番ともいえる「118番」は、2000年5月1日に運用が始まりました。制度を作るにあたって、その電話番号が検討されましたが、陸上で確立している緊急番号の110番、119番と同じ11✗番台で考えると、空いているのは111番、112番、そして118番でした。
ちなみに、113番〜117番は以下の通り
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113=電話サービスの故障等に関する相談
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114=相手先の電話がお話し中かどうかを調べる
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115=電報の申込み
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116=電話の新設・移転・各種相談
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117=時報(現在の時刻確認)
そこで、「時報の117番と消防の119番の間の118番がいいのでは」となり、そこで当時の海上保安庁長官(荒井正吾)の誕生日が1月18日だったため、なおさらいいね!ということで「118番」に決まったといわれています。
海か河川か微妙な場合
水上で事件や事故が起こった場合、管轄が分からないので警察と海保どちらに通報したらいいのか分からない、という話をよく聞きます。基本的に海での事件や事故の対応は海上保安庁が行い、河川での対応は警察が行います。難しいのは、河川と海が接する河口付近ですが、基本的に海から川に向かって1番目の橋までを海上保安庁が管轄しており、その橋より上流については警察の管轄となります。
※ただし、埋立て等で本来の第一橋の下流に橋がかけられた場合も管轄の境界は変わらないため、境界が第一橋でない場合もあります。