「取舵一杯!!!」どっちへ進めばいい?船乗りじゃなくても知っておきたい船の専門用語3選
今回は船乗りじゃなくても船好きなら知っておきたい専門用語3選をご紹介します!
1 ようそろ
「ようそろ」は漢字で「宜候」と書き、「そのままの針路を保て」を意味します。海上自衛隊の艦船では、現在でも操舵号令を日本語で行っており、「今の針路ようそろ」という風に使われます。船がその針路に乗ったら操舵手は、「〇〇ようそろ」を復唱します。
ちなみに、英語では「ステディ(Steady)」と言い、今の針路ようそろは、「ステディ・アズ・シー・ゴーズ(Steady as she goes.)」となります。
2 取舵・面舵
テレビや映画などで、船の向きを変えるときに、「おもかじいっぱーい!」と号令をかけているのを見かけることがありますよね。右に舵を取ることを「面舵(おもかじ)」、左に舵を取ることを「取舵(とりかじ)」といいます。昔使われていた和磁石では方位の目盛りが十二支になっており、卯の方向に舵を切ると船は右に、酉の方向に舵を切ると船は左に進みます。
ちなみに、面舵は、「卯面舵(うむかじ)」から転化しました。
3 レッコ
「レッコ」は錨を投下するときの号令として使われます。レッコは英語の「Let go」のことです。錨を投下する以外にも、「もやいレッコ」→「ロープを解いて離せ」、「ゴミをレッコ」→「ゴミを捨てて」といった風に使われます。
まとめ
・ようそろ→針路はそのままで
・取舵→船の進行方向は「左」、面舵→船の進行方向は「右」
・レッコアンカー→「投錨しろ」
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